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ホテルスタッフの世界旅行記 Vol‐8 ―― 鎖国をしていた国の儲からなくてもよいホテル ―― |
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「アルバニア」という国をご存知でしょうか? アルバニアとはラテン語で「白い大地」という意味で、地質が石灰岩質で白いことに因んだ国名だそうです。 あのマザーテレサがアルバニア人であることは有名かもしれませんが彼女はマケドニア生まれ、マケドニア育ちのアルバニア人なのです。 それでも首都ティラナにあるアルバニア唯一の国際空港は「マザーテレサ国際空港」と命名されています。 アルバニアは西をアドリア海に面し、北にモンテネグロ東にマケドニアとコソボ、そして南はギリシャに囲まれたバルカン半島の奥地にある国です。 この国は第二次世界大戦後から1990年頃まで鎖国をしていたヨーロッパで最も謎に満ちた国といわれています。 |
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| マケドニアから陸路でアルバニアに入国するとあちこちに異様なものが点在しています。町中のみならず川のそばにも畑や山にも至るところに大小さまざまあるのです。 何しろ四国の1.5倍ほどの国土に80万個以上あるといわれているのが「トーチカ」なるものです。 |
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| 半円型のコンクリート製でのぞき穴や砲台などをしつらえたこの「トーチカ」は鎖国状態の中にある国民を外敵から守るという大義名分のもとむしろ国民が外に向かうのを見張る役割だったのではと今では言われているそうです。どこに行っても目に入る「トーチカ」はやはり異様でやや不気味でもありました。 |
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このアルバニアには現在世界遺産が2ヶ所あります。一つは「ブトリント」という古代ローマ詩人のゆかりの地であり、もう一つがタイトルのホテルのある「ベラト」という町です。 「ベラト」はアルバニア中央にそびえるトモリ山麓に拓けた城塞都市です。 ホテルは世界遺産「千の窓を持つ町」ベラトの中心広場にある一等地に建っています。四つ星でロビーも広々としていましたし、4階の私が泊まった部屋の窓からは山の中腹までびっしり並んだ千の窓の家々が真正面に見え夜のライトアップも印象的でした。 |
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何の不都合もなさそうなこのホテルのオーナーが「儲からなくてもよいから改装はしたくない」と言うのだそうです。 問題はバスルームでした。広々としたバスルームに勿論バスタブはありません。高い位置に小さな洗面台、トイレは右奥にぽつんと置かれていて、シャワーは正面の壁に高くついているだけなのです。コーナーもシャワーカーテンもありません。このバスルームの中でシャワーを使えば部屋中水だらけになってしまいます。せめて天井にレールをつけビニールのシャワーカーテンでも下げれば随分使い勝手が・・と思ってしまいます。 きっとそれだけの工事も嫌で「儲からなくてもよい」から改装はしないというのでしょうか。 アルバニアはあと3年たって行ってみると激変しているだろうといわれています。 3年後に行ってみたらこのホテルは改装されているでしょうか・・。 |
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| 登録日:2012/5/11 17:42 |
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